株式会社総合経営センター流人材育成の考え方


第1回 「人材育成の基本」

●人材育成については、皆さんのどなたも関心をお持ちのことと思います。

 親は生まれた子供に教育をし、学校はそれを専門とし、企業は新入社員
 を始め、各階層で教育をしていきます。個人は自己啓発という形で、自分
 に対する教育投資を重ねていきます。

 人材育成は、私たちが生まれて死ぬまで飽くことなく営々と続けられます。
 それにもかかわらず、人材に対して格差がつくのはなぜでしょう?
 それは、育成に対する基本がないがしろにされているからでしょう。

 今後第2週、第4週の月2回、人材育成を長年にわたってお手伝いしてき
 た実績を踏まえ、企業のサイドに立って「人をどのように育てるべきか」とい
 うことに正面から取り組み、数々の提案をして参りたいと思います。


●どんな組織でも、人の育っているところは強いものを持っています。強い組
 織は特色を持っています。それは経営資源に差があるからだといわれます。

 「ヒト」「モノ」「カネ」「情報・ソフト」が、他社を差別化しているからだと
 いわれます。問題は、ヒトです。ヒトが設備や、資金、情報などをどう使うかです。
 経営資源の頂点にはヒトがあり、ヒトがモノ、カネ、情報・ソフトをどう使うかに
 よって、組織の成果は変わってきます。

 優秀な人材を抱えた組織の意思決定は、他社を差別化する決定的な条件に
 なります。


●意思決定を行う前に、人は判断をします。その判断が結果として正しかった
 かどうかが、組織の成果を決めます。

 判断の決め手になるのが、その人の人間性です。人間性とは、教養・知性・
 人格など、その人の内面のすべてを指します。
 私たちは、この人間性を高めるために、人生を生きているのだといっても過言
 ではないでしょう。新しい知識を身につけるために勉強することも、色々な人と
 出会い情報交換をすることも、新しい場所を訪ね見聞を広めることも、全て自分
 の人間性を高めるためのものです。

 人材育成のカギは、人間性の高い人をいかに多くするかです。その人たちが行
 う意思決定には期待が持てます。人間性の低い集団とは、判断力がけた違い
 に違うからです。


●人を育てることは楽しいことです。人材が多い組織では、会話の中身が違いま
 す。問題意識に差があるからです。

 新入社員教育の基本は、まず本人たちに組織人としての問題意識を持ってもら
 うことだ、と言われています。問題意識の多寡が、物事の判断の差になります。
 判断力ない人に、仕事は任せるわけにはいきません。

 判断力の基礎は、常識です。まず常識を身につけさせることが、ビジネスマンの
 スタートです。
 新入社員はフレッシュマンとして、中堅社員には中堅としての、管理・監督者に
 その立場に相応しい常識が求められます。常識は、正しい判断力を生み出す母
 なる力です。

 今後、独断と偏見を交えながら「人を育てるコツ」を語りたいと思います。
 少しでも皆さんのお役に立ちたいと思います。

(文責・加藤 靖慶)
 
人材育成の110番-人材を人財に変身! (マガジンID:0000119336)

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